寒いので韓国料理でも食べませんか?
こんにちは、ライターのちゃんヨコです!
吹きっさらしの風で手と頬は赤くなり、身体は芯まで冷えるこの季節。11月の空気は、冬の入口に感じるのは私だけでしょうか。
「・・・・・・ぷはぁ〜・・・・」
とあたたかいものが身体に染み入る時期だと思い立ち、私はあったかグルメのリサーチを始めた。
やはり秋冬を告げる風物詩は、シチューか鍋もの。
ところが、館内をぶらつき目に入ってきたのは・・・
「スンドゥブチゲ」の文字。
・・・ちょっと辛く、熱すぎやしないだろうか。
気になるのは「辛さ」だ。私はそこそこ大丈夫だが、辛いものが苦手な方はなんとなく敬遠しているかもしれない。現に、編集長は辛いものが一切ダメらしい。ということで、取材班は以下の2つを調査しに、チェゴヤへ向かった。
1Fレストラン街に位置。K-POPが流れる店内は韓国ドラマに出てくる食堂のような雰囲気。席に着いた時点ですでにスパイシーな香りが鼻をくすぐります。
<MISSION>
1. スンドゥブチゲはどれだけ辛いのか?
2. 辛くなく温かいメニューはあるのだろうか?
・とりあえずスンドゥブチゲを食べてみた
▼スンドゥブチゲ定食
スンドゥブチゲのベースとなるのは、自家製のタテギ(トウガラシ味噌)。
スープの中にはたっぷりのお豆腐の他、野菜、アサリ、卵が入っています!
定食には韓国のり、カクテキ、もやしナムル、ライス付き。
なんと、これらはおかわり自由なんだそう!(韓国のりは対象外です)満腹必至!!!
ぐつぐつと煮えたぎる赤いスープはまるでマグマ・・・!
「やばい、これはマジで辛いやつかもしれない」
率直に言うと、見た目がすでに辛い。
ただ、土鍋に熱されるスープが蒸発し、おいしい空気になっている・・・!
冷めないうちに早速いただきます!
かなり熱そうなので、フーフーして食べます。
「キレの良い辛さ!アサリの出汁が効いてる~~~!」
スープを口に含んだ瞬間、グッと新鮮な辛味を感じつつ同時に、じゅわっとアサリの出汁の濃厚な旨みが口いっぱいに広がった。辛さのレベルはカレーの中辛が5段階中3だとすると、ちょうど「3」くらい。スープが喉を通り抜けた後はスパッとキレ良く辛さが引き、もう一口、もう一口とスプーンが進む。だんだん体がポカポカしてきて、カプサイシンが全身を駆け巡っているのを感じる・・・!
鼻から抜けるスパイシーな香りは食欲をどんどん加速させる・・・!舌と上顎だけでほろりと崩れる豆腐はパンチの効いたスープにやさしさを添え、豆腐の奥に隠れているアサリをつかまえて実を頬張ると、旨みがしっかりと残っていて噛むたびにじゅわじゅわとあふれ出てくる。思わず頬がほころぶおいしさ!!
半熟卵を崩して混ぜ合わせると、味がマイルドに変化!これがまたまいう~~!!
半分くらい食べ進んだ頃には、温度の変化や半熟卵で味変した影響もあり、辛さのレベルは「2」程度に。
辛いものが苦手な編集長にも取り分けて感想を尋ねると「うまい。確かにピリッとはするけど、うまい」とスプーンを進めていました!トウガラシの量はお好みの辛さで調節も可能とのことなので、ご希望の方は注文の際に店員さんへお伝えください!
お店で仕込むカクテキはテイクアウトでも人気だそうですよ!
・店長に辛さについて聞いてみた
ちゃんヨコ「辛そうな料理が多い印象ですが、実際どうですか?」
店長「見た目ほど辛くないですよ!一般のお客さまでも普通に食べられるくらいの辛さに設定しているので、お子さまでも食べられると思います。」
お料理の美味しい食べ方など、色々と教えてくれた優しい店長。
イメージ通り、韓国料理は赤の割合が多い・・・!
個人差もあるとは思うものの、私は一口目にやや辛みを感じたが「あぁ〜〜!!!!!」と叫び出すようなレベルではない。事実、辛いものが苦手な編集長でも食べ進められたので、店長の言葉どおり、そこまで身構えることなくおいしく食べられます!
なお、チェゴヤのメニューは本場・韓国の某ホテルの料理長がレシピを考案。韓国の家庭の味を再現しつつ日本向けに味を調整しているとのこと。
さらに聞くと、キムチやナムル、各種タレに至るまで、ほとんどが自家製であるとのこと。手づくりの温かみまで味わえるなんて素敵・・・!
それでも辛みが怖いというそこのあなた!辛くないメニューがあるのです!
・辛くないものはどんなもんだろう???
▼ハーフ参鶏湯&ミニビビンバセット
白濁のスープが食欲をそそります・・・!
参鶏湯とは、ひな鶏のお腹にもち米、高麗人参、ナツメ、にんにく等を詰め込んだ薬膳料理。唐辛子は入っていないので、辛いのが苦手な方でも食べられます!
こちらのセットにはカクテキともやしナムル、デザートの杏仁豆腐付き。
コラーゲンは積極的に摂取していきたいお年頃・・・。スープの奥にはスプーンで持てないくらい大きな鶏肉がごろっと入ってましたよ!
「鶏の旨みとコクが最高!ほろほろのお肉もたまらない・・・!」
こちらのスープも、口にたまった湯気を外に逃がしながらでないと飲み込めないほどにアッツアツ。鶏の旨みが溶け込んだスープはとろりとした舌触りで、飲み込む瞬間に高麗人参のほろ苦い風味がフワッと鼻から抜け、上品な後味を残す。圧力鍋で煮込まれた鶏肉は口の中でほろっと崩れる食感で、骨までペロリと食べられる。鶏のまろやかなコクが体中に染み渡り、心がホッと落ち着くような味わいの一品。
続いて、ミニビビンバをいただきます。店長はコチュジャンを入れて食べるのがおすすめなんだそう!
卓上のコチュジャンを入れて具材とよく混ぜ合わせます。
「韓国語で"ビビン"は『混ぜる』、"バッ(パツ)"は『ご飯』という意味なんです」と店長がビビンバの言葉の意味を教えてくれました。
ごま油香る野菜ナムルはシャキシャキの食感。コチュジャンの後引く辛さが味のアクセントとなり、甘味と旨味で米がどんどん進む。確かにこれはコチュジャンありが正解だと思う・・・!
最近、arucoの取材で杏仁豆腐を食べる機会が一気に増えたなぁ。
デザートの杏仁豆腐もお店で手作りされているそう。杏仁のやさしい甘さと香りが際立ち、みずみずしくさっぱりとした味わいで口内をリセットさせてくれます。
<RESULT>
1. スンドゥブチゲはどれだけ辛いのか?
→ひとくち目はちょい辛、ふたくち目からは控えめ!
2. 辛くなく温かいメニューはあるのだろうか?
→参鶏湯(サムゲタン)とビビンバが超おいしい!
今回注文した料理は、同行していた編集長とすべて平らげました。辛いもの好きでもそうでない人でも、両方が楽しめるのは嬉しい!チョンマルマシソッソヨ(すごくおいしかったです)!!!!!
今回紹介した以外にも、チヂミやユッケジャンなど色々なメニューが楽しめます!
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食べ終える頃にはすっかり満腹で、身も心もポッカポカになりました。温かい料理がより一層美味しく感じられるのも冬の醍醐味の一つ!寒い日には、ハフハフしながら韓国料理を食べて温まりませんか?
【チェゴヤ イオンモール発寒店】
住所:北海道札幌市西区発寒8条12-1 イオンモール札幌発寒1Fレストラン街
電話番号:011-669-5598
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)