ムラサキポーツ_池田さん


ムラサキスポーツ_ロゴ


皆さんはご存知だろうか、ムラサキスポーツ、通称ムラスポは"3S"を売りにしている。サーフィン・スケートボード・スノーボードといった横乗り系、いわゆる"アクションスポーツ"のアイテムを豊富に取り扱うお店だ。



"今年こそ、サーフィンデビューしよう"、そう思っているうちに気付いたら5年が経った。未経験のスポーツに挑戦してみたいという気持ちがある一方、腰が上がらない大きな理由がある。それは"お金"だ。「やらなくなるリスク」が本能的に働き、投資したアイテムが置物になる懸念を私は払拭出来ない。



「1万円しないなら、まぁ」



私と同じ気持ちの読者の方も多いのではないだろうか。無茶を承知の上で1万円以下という縛りを設けて"ムラスポ"の愛称でよく知られるムラサキスポーツへ取材を申し込んでみたところ、快諾いただきさっそくお邪魔してみた。



ムラサキスポーツ外観広い店内にはスポーツアイテム以外にも、普段使いの衣服や靴も揃う。



取材班がお店に伺うと、いかにもスポーツを愛する雰囲気を漂わせたスタッフの方々に出迎えられ、"とりあえずこれさえあればすぐに始められる"というアイテムを3つご紹介いただいた。




「まずは、スケボーです」


スケートボードを紹介してくれた池田さんスケートボードを紹介してくれた池田さん。私の拙い質問にもすべてわかりやく回答してくれるコミュ力の高さに脱帽。



ムラスポのオリジナルブランド「THREE WEATHER」発の初心者向けスケートボードをご紹介いただいた。


THREE WEATHER「i-complete」_1

THREE WEATHER「i-complete」_2THREE WEATHER「i-complete」/7,590円(税込)



<イケてるポイント>
・足の正しい位置が一目でわかるデザインで、基本姿勢を身に付けやすい
・タイヤがゴム素材のため、路面が悪い場所でも滑りやすい&滑走音が抑えられる
・標準規格のためパーツの交換やカスタマイズが可能



安価なスケボーはパーツに互換性のないものが多いそうだが、ムラスポで扱うスケボーはすべて標準規格。経年劣化に伴うパーツの交換が可能な他、上達した際にパーツをグレードアップさせていく楽しみも味わえる。1万円以上の値が付くものが多い中、7,590円(税込)と初心者にも挑戦しやすい価格なのはありがたい・・・!



滑る際の足の位置がわかりやすいのは、教える側・教えられる側双方にとってメリットが大きい滑る際の足の位置がわかりやすいのは、教える側・教えられる側双方にとってメリットが大きい。



ゴム素材のタイヤゴム素材のタイヤ。プラスチック素材よりも滑走音が抑えられるので、騒音を控えながら練習できる。



とはいえスケボーって結構難易度が高いスポーツなのではないだろうか。その実態を池田さんに伺ってみた。



池田さん「上手な人に教えてもらったら1日で滑れるようになりますよ!最近だとYouTube上の動画などで上手になるコツを学べたりするので、独学でもある程度までは上達できます。初めて乗るときは"怖い"と感じるかもしれませんが、滑れるようになると今までに味わったことのない感覚が楽しめますよ!」



バラ売りのデッキ(足を置く板)。どれもデザインがイケイケだ。バラ売りのデッキ(足を置く板)。どれもデザインがイケイケだ。


ヘルメットもデザイン豊富。怪我を防ぐためにも用意しておきたい。ヘルメットもデザイン豊富。怪我を防ぐためにも用意しておきたい。



池田さん曰く、昨年のオリンピックの影響から競技としての認知が高まり、スケボーを習うお子さんが増えてきているのだとか。お子さん用に買いに来たお父さんが「一緒に始めてみようかな」と、親子で始まるケースも増えつつあるそうだ。



サイズ感の目安を示してくれるのも嬉しいポイント。サイズ感の目安を示してくれるのも嬉しいポイント。



スケボー愛がマスク越しからでも、その笑顔から伝わる。スケボー愛がマスク越しからでも、その笑顔から伝わる。



全国の自治体でも練習スペースの確保に力を入れており、安全も徐々に保たれながら明るいイメージが広まっていくのが嬉しいとのこと。社会的認知が高まったことで、アンダーグラウンドなイメージがあったスケボーも、一人でも親子でも始められるスポーツになり、本格的な装備が1万円以下で始められる。素晴らしいの一言に尽きる。



「スケボーとは一味違います」



波乗りアイテムを紹介してくれた店舗リーダーの中西さん波乗りアイテムを紹介してくれた店舗リーダーの中西さん。海で颯爽と泳ぐ姿が想像できる。



続いて、案内されたのは波乗りアイテムが並ぶコーナー。あぁ、私が欲しかったサーフボード・・・!かと思いきや、ちょっと角度の違うギアをご紹介いただいた。板の上に腹ばいになり波に乗って遊ぶ"ボディボード"だ。



なお、バリエーションは2種あり「持ち手なし」「持ち手あり」が揃い、いずれも1万円以下と、取材班はテレビショッピングさながら「えぇ〜〜〜〜!?」と声をあげてしまった。



持ち手なし。波をダイナミックに感じられる。


MILKSHAKES BODY BOARDMILKSHAKES BODY BOARD/8,580円(税込)



持ち手あり。ターンのコントロールがしやすい。


MILKSHAKES BODY BOARD HANDLEMILKSHAKES BODY BOARD HANDLE/9,570円(税込)



<イケてるポイント>
・超軽量で持ち運びしやすい
・サーフィンより難易度が低く、誰でも手軽に楽しめる
・スポンジ素材のため体にぶつけても怪我のリスクが少ない



車のトランクに乗せられるサイズ感と軽さで持ち運びがとても楽。サーフィンより敷居も難易度も低く、波乗りデビューにもってこいだ。1万円以下で波乗りデビュー。素敵じゃないか!フィン(足ヒレ)がなくても遊べるため、誰でも手軽に楽しめる。親子や友達同士での海遊びも盛り上がること間違いなしだ。



ハンドル付きのボードは親子で2人乗りが可能。ビート板と大差ないくらい軽い!ハンドル付きのボードは親子で2人乗りが可能。ビート板と大差ないくらい軽い!



コスパにも優れており、板と体を結び付けておくためのリーシュコードがセットになっている。一般的には別売りとなっており、リーシュコード単体では4,000円程度はするそうなので、これ一つ持って海に出られるのはとても優秀。



続けてご紹介いただいたのは、あまり海では見かけることのないハンドプレーンという小型ボード。自分の身体のみで波に乗る"ボディサーフィン"をするためのアイテムだ。



Hydro ハンドプレーン_1

Hydro ハンドプレーン_2Hydro ハンドプレーン/各4,400円(税込)



<イケてるポイント>
・まだ流行っていないため、今から始めたら流行の先駆者になれる可能性を秘めている
・トートバッグに入るサイズで旅行の際も持ち運びが楽
・慣れれば小さい波でも楽しめる



自分の身体のみで波に乗るイメージが付かなかったので、中西さんに無理を言ってその場でレクチャーしていただいた。


片手に装着して泳いで~
片手に装着して泳いで~



波が来たら進行方向に突き出す!波が来たら進行方向に突き出す!



ボディボードよりも難易度は上がるようだが、波と自分の身体が一体化する感覚は想像するだけで気持ちが良い。中西さん曰く、スポンジの浮力で勢いよく波を滑走し、好きな方向にハンドリングできるので、ただ泳ぐよりも楽しさが倍増するそうだ。今のところ道内でハンドプレーンをやっている人は少ないようなので、極めれば注目の的になるかも・・・!?



同時に、並んでいたウェットスーツを眺めてみた。これらは1万円以下で買えないものの、その昔と比べて驚くほど買いやすい価格になり、2万円台から手を伸ばせるそうだ。


ウェットスーツの種類はつなぎタイプ・上下セパレートタイプなどさまざま。ウェットスーツの種類はつなぎタイプ・上下セパレートタイプなどさまざま。手前のは、パッと見革ジャン感がある。



8・9月以外はどの地域も20度以下。北海道の夏は短い・・・!8・9月以外はどの地域も20度以下。北海道の夏は短い・・・!



ウェットスーツがなくともボディボード・ハンドプレーンに触れることが出来るものの、着れば浮力が上がってさらに楽しめるという。また、北海道の海の水温は低いので、防寒着としてあるに越したことはないのだそう。実際に遊んでみて長く続けられそうなら、装備品と共に徐々に揃えていくのが良さそうだ。



なお、ムラサキスポーツでは、浜厚真でサーフィン&ボディボードの体験会も開催している。サーフボードやウェットスーツはレンタルしているようなので、これからマリンスポーツを始めようか迷っているという方は是非参加してみてほしい。



初級編・体験編とあり、体験編はレンタルがあるので気軽に参加出来る。初級編・体験編とあり、体験編はレンタルがあるので気軽に参加出来る。



その他、マリンスポーツを快適に楽しむアイテムも取り揃えており、一部をご紹介したい。



塗るとポカポカするボディ用ジェル。塗るとポカポカするボディ用ジェル。海が冷たい時期もこれがあれば安心だ。



首の日焼け防止が付いたハット。首の日焼け防止が付いたハット。あご紐付きで脱げにくい。紫外線を気にすることなくアウトドアを楽しめる。



1万円以下、という縛りを超えて感動を呼ぶスポーツギア3点をご紹介してきた。どれも本格的な装備なので、置物にならず楽しく続けられるのではないだろうか。


1つ買えばすぐに始められる、その手軽さがとても良い。北海道で寒さを気にせずに屋外で遊べる時間は短い。夏に先駆けて早めにゲットするのが吉だ。


取材班は「ボディボード体験会、行ってみたいよね」とワイワイしながら帰路についた。aruco初の出張取材の日も、そう遠くないかもしれない。



※価格は、6月6日時点のものです。



【ムラサキスポーツ イオンモール札幌発寒店】
住所:北海道札幌市西区発寒8条12-1 イオンモール札幌発寒3F
電話番号:011-671-6970
営業時間:9:00~21:00