"寝るだけマシン"
"楽して健康づくり"


コンビニフィットネスHP01コンビニフィットネスHP02画像出典:コンビニフィットネスホームページ(http://c-fits.com/faq.php



私たち取材班の目に飛び込んできたパワーワード。今回の取材先であるコンビニフィットネスのHPに書かれている内容である。この2022年に本当にそんなことがあるのだろうか。


それに個人指導まであるという。本当だろうか・・・・。



結論から言うと、aruco取材班はそれを調査し、本当であることを確認してきた。


実はaruco取材班の内部スタッフはイオンモール札幌発寒の協力会社と協力ライターで構成しており、3者協業で取材・執筆・運営を行なっている。そのため、取材班は館内のことを調査のたびに細かくチェックしているが、まだまだよく知らない専門店のことが多く存在している。


今回はコンビニフィットネスに個人指導でご協力いただき、その実態を明らかにしようと思う。



外観画像コンビニフィットネス 外観



さまざまな運動器具が並ぶフロア。左側にはお着替えスペースもさまざまな運動器具が並ぶフロア。左側にはお着替えスペースも。



今回個人指導をしていただいたマネージャーの吉田さん。元気はつらつという言葉がピッタリ今回個人指導をしていただいたマネージャーの吉田さん。元気はつらつという言葉がピッタリ。



商標登録もされている「コンビニフィットネス」という施設名は、"コンビニ感覚で気軽に通ってもらいたい"という思いから付けられているのだそう。イオンモール札幌発寒店ではお買い物ついでに利用される方が多いようだ。



---運動は久しぶりなのでドキドキしているのですが、今日はどんなメニューを体験させていただけるのでしょうか。


吉田さん「まずはマシンを使って有酸素運動や筋トレをしていきます。女性や高齢者でも使いやすい低負荷の筋トレマシンを使用するのでご安心ください。寝ながら整体できる"ボディメンテナンスマシン"もあるので、それらも組み合わせることで運動が久しぶりの方や初心者の方でも無理なく身体を動かしていただけると思います。」



そう仰っていただけたので早速、ウォーキングマシンを使って運動することに。



おそるおそるパネルを操作。初めてでもないのにドキドキおそるおそるパネルを操作。初めてでもないのにドキドキ。



運動を開始する前に、機械の使い方や速度の目安などを丁寧に教えていただいた。初めて行くフィットネスクラブでわからないことだらけ、かつ、個人指導でなければ指導員の方へ自ら聞きに行かなくてはならないところ、コンビニフィットネスではゼロから教えてもらえるのはとても有難い。



時速5~6kmの設定で走った。言うまでもなく身体の衰えを感じる時速5~6kmの設定で走った。言うまでもなく身体の衰えを感じる。



最初はジョギング程度の早さで頑張ってみたものの、息が上がってきたためすぐに減速。吉田さん曰く、体力を維持するには負荷のレベルが辛すぎると続かず、楽すぎると運動の効果が出ないため、"ちょいつら"くらいがベストだという。確かにそれなら「無理!」とはならないだろう。



エアロバイクもある。自家発電式で、ペダルを漕ぐと電源が入ったエアロバイクもある。自家発電式で、ペダルを漕ぐと電源が入った。



有酸素運動を終えると、吉田さんから唐突にクイズを出題された。


クイズを唐突に出す吉田さん


吉田さん「世界のスーパースターって誰だかわかりますか?」



筆者「・・・・・・マイケル・ジャクソンですかね?」



吉田さん「マイケル・ジャクソンはキング・オブ・ポップ、今から行うのはキング・オブ・筋トレ"スクワット"です!」



日々のトレーニングはトーク力も向上するのだろうか。流れるように笑いを引き出しつつ、美しい言葉のリズムでスクワットマシンのある場所へと案内してくれた。ちなみにクイズの正解はなんとかランドにいる某有名キャラクターだった。



低負荷の油圧シリンダー式マシンで、女性や高齢者でも関節に負担のない程度に無理なくトレーニングできる低負荷の油圧シリンダー式マシンで、女性や高齢者でも関節に負担のない程度に無理なくトレーニングできる。



見本を見せてくれる吉田さん。フォームが華麗。見本を見せてくれる吉田さん。フォームが華麗。



鍛えられる部位や意識すべきポイントをテンポ良くご教示いただき、すぐに実践。細かく指導をされながら正しいやり方を身に付けられるので、自宅での再現性もありそうだ。



単純な運動だけど「ちょいつら」だ。脚が震える・・・単純な運動だけど「ちょいつら」だ。脚が震える・・・



しばらく運動とは縁遠い生活を送っていた筆者。「そろそろ楽したい・・・」そんな心の声を見透かしたのか、すかさず吉田さんが声をかけてくれた。



吉田さん「次は"寝るだけ"マシンやってみますか?」



筆者「お願いします!!!」




次に案内された場所には、他のフィットネスクラブなどでは見ないような珍しいマシンが並んでいた。"寝るだけ"と言うだけあっていずれもベッド型である。


最初に体験したのはこちら。



楽なんだと思い込んでいても、未知の機械はやはり緊張する楽なんだと思い込んでいても、未知の機械はやはり緊張する。



正しい姿勢を教わり、両サイドにあるレバーを掴んでセット。吉田さんが操作ボタンを押すと、ベッドの腰から下の部分が左右に動き始めた。


寝たまま左右に振れている!


動く!動いてる!寝たまま左右に振れている!



こちらのマシンでは、日常生活の中ではあまりしない左右の動きをすることで、腰回りの筋肉の緊張が取れて、腰痛の予防につながるのだとか。ご覧の通り、本当に寝ているだけなのでまったく疲れない。こんなに楽に体が整うならとっても嬉しい。



トレーニング中も脱げてこない「靴下屋」のカバーソックスイオンモール札幌発寒にも入居する「靴下屋」のカバーソックスを着用。トレーニング中も脱げてこない!



隣のベッドへ移動し"ぶら下がり健康器の寝るバージョン"とご紹介いただいた機器に横たわる。脱力しているときに腕を引っ張ることで、肩甲骨まわりの関節や筋肉を緩めることができるという。



上半身が伸ばされて気持ちいい上半身が伸ばされて気持ちいい~。



伸びてる!寝たまま伸びてる!気持ちいい!



自分の体重を支える必要がないので少ない負担ででき、手と手の間を近付けることで強度を上げることも可能。セルフストレッチでは限界があるので物足りなさを感じるが、これなら腕を遠くまで引っ張ってもらえるので気持ちよさ抜群だ。



お次は、ボディスーツのようなものが付いたこちらのマシン。



若干、寝袋っぽさを感じる。温かいのかな?若干、寝袋っぽさを感じる。温かいのかな?



中に足を通すと腹部から下がすっぽり包み込まれた。電源を押すとボディスーツが膨らみ始め、空気の圧力で下半身が徐々に圧迫されていく。



足全体を血圧計でくるまれているような感覚だ。足全体を血圧計でくるまれているような感覚だ。



しばらく経つと空気が抜け、また膨らむ。この「締める」「緩める」を繰り返すことで血行を促進。普段座りっぱなしで滞っていた血液が巡っていく。仕事の合間に毎日やりたい・・・。



なお「寝るだけ」のマシンを使うためだけに通うのもOKとのこと。あいにく近所に住んでいるわけではないが、通えるものなら毎日通いたい。本当に寝ながら健康増進に努められるとは思っていなかった。



ラストに、室内に貼り付けられたこちらのポスターに目が留まったので、体験させていただいた。



大脳をだます・・・!?大脳をだます・・・!?



腕や太ももを締め付けることにより、脳に送られる血液の量が減るため、軽い運動でも激しい動きをしているかのように脳が錯覚し、高負荷のトレーニングと同じくらいの効果が見込めるという。え、めちゃくちゃ効率的じゃない?すぐムキムキになれるのでは?



ベルトをつけると腕がピリピリ。電流が流れているわけではなく締めているだけベルトをつけると腕がピリピリ。電流が流れているわけではなく締めているだけ。



動くとピリピリ感が増してくる・・・!動くとピリピリ感が増してくる・・・!"ちょいつら"なんです、これでも!



締め付けられる辛さはあるものの、トレーニング自体は簡単かつ低負荷。これで効率良く筋力アップできるなら、積極的に日常に取り入れたい。なお、効率的なトレーニングにもかかわらず、ムキムキにならない程度にシェイプアップを目指すことも可能と伺った。隆々とした肉体を目指すなら"ちょいつら"以上にトレーニングに励む必要がありそうだ。




おわりに、熱いメッセージをいただいた。


「運動することで免疫力が上がり、健康維持につながります。怖がらず、積極的に運動をする人がどんどん増えてほしい。」という。コンビニフィットネスの会員が増えることも嬉しいが、この記事を読んで運動意欲が湧いてくれたら、それが嬉しいとのこと。なんて熱いんだ・・・・!



結果として、確かに"寝るだけ" "楽して健康づくり"は本当だった。文明はしっかり発達しており、イオンモール札幌発寒の中に、こんな素晴らしいフィットネススポットがあるなんて知らなかった・・・。



健康は1日にしてならず。辛いトレーニングは、最初のうちは頑張れても途中で挫折してしまいがち。一見遠回りにも見える"ちょいつら"なトレーニングを続けることが、健康への近道なのかもしれない。でも、寝るだけでも良いらしい。利便性が高い。




【コンビニフィットネス イオン発寒店】
住所:北海道札幌市西区発寒8条12-1 イオンモール札幌発寒2F
電話番号:011-206-8122
営業時間:
<月>12:00~18:00 フリートレーニング
<火~金>9:00~21:00
<土日祝>10:00~20:00