年を重ねると避けられない、肩こりや腰痛。リモートワークの影響もあり、身体に不調を抱える人が増加傾向にあるというニュースも少なくない。
私自身、コロナが流行る以前からリモートワークをしているが、身体が凝り固まっている状態は常態化している自覚がある。


さまざまな動画投稿サイトなどを見ていると、足ツボなり激痛系のレポも多いが、当メディアはヘルシー志向だ。やはり健康が一番だし、痛いのも辛いのも嫌だ。


とはいえ、現代病とも言い換えて良いこれらの症状は読者の方々も同じ悩みをお持ちではないだろうか。少しでもその緊張をリラックスさせてくれるマッサージ店はないだろうか。そう考えた折に、ふと「カイロプラクティック」という文字が飛び込んできた。イオンモール札幌発寒内に存在するなら、行ってみようじゃないか。
ちょっと歩けばいいことが見つかるはずだ。



ラクネ外観専門店街2Fに位置。詳しい場所はイオンモール札幌発寒HPのフロアガイドにてチェックしてほしい。




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本記事はライターの体感であり、効果や効能を保証するものではありません。また、感じ方には個人差があるため、施術を受ける際はお店の方とよく相談をしてください。




カイロプラクティック。身体から音が鳴るイメージをお持ちの方も少なくないだろう。1895年アメリカのDDパーマーという方が創始し、ギリシャ語のカイロ(Chiro)→手 プラクティック(Prakticos)→技術 という2つの言葉からくる造語である。まずはカウンセリングを受けながらカイロの歴史についてお話いただいたが、今回は施術に注目いただきたいため、関心を抱いていただいた方は検索するか、ぜひお店で耳を傾けて欲しい。



カウンセリングを通じて自分の行動を口にするたび、弛んだ生活をしていることに気づかされる。カウンセリングを通じて自分の行動を口にするたび、弛んだ生活をしていることに気づかされる。



「あ、今日は遠慮なくお願いします」



私の思いをよそに取材班Aは院長へお願いをした。それなりの覚悟で取材に伺ったものの、いざ方針を口にされるとさすがに心臓の音が周囲に聞こえそうになる。そんな取材班のお願いを快く引き受けてくださった院長。arucoの体当たり取材にご協力いただき、改めて感謝を申し上げます。


私は基本的に在宅、時折外でも仕事をしている。とはいえ座り仕事が多く、在宅ワーカーの宿命とでもいえば良いのだろうか、人目が気にならない分、崩れた姿勢でキーボードを叩き続けることも多い。そんな習慣がたたってか、肩の重みは常態化しメンテナンスも怠っていた。



背中にスッ・・・と指をあて、「なかなかだね・・・」と一言。背中にスッ・・・と指をあて、「なかなかだね・・・」と一言。



私の怠惰な日常をカウンセリングで告白し終え、いよいよ施術がスタート。まずは最もコリを感じていた肩まわりを中心に、筋肉をほぐしたり、伸ばしたりしていただいた。



施術前にコンディションチェック。肩の位置にバラつきがあると鋭く見抜かれる。施術前にコンディションチェック。肩の位置にバラつきがあると鋭く見抜かれる。



「ここかな?」と突かれた一撃。体が「ここです!」と私のコメントより先に反応してくれている。「ここかな?」と突かれた一撃。体が「ここです!」と私のコメントより先に反応してくれている。



施術が始まるとすぐに思わず「うっ・・・」と声が漏れた。機械だって定期的に注油しないとサビが進行するのと同様に、私の肉体もメンテナンスを怠ったサインを送り続けていたのを無視してきたが、どうやら院長の前では肉体がここぞと言わんばかりに「ここです!」と不調のサインを出す。



日常のツケを精算中。自分で伸びるのと、人に伸ばしてもらうのとでは感覚が違う。日常のツケを精算中。自分で伸びるのと、人に伸ばしてもらうのとでは感覚が違う。



人によって感じ方はさまざまだと思うが、身体全体にハリがあることは施術を通じて体感した。




---痛みがあるというのはどういうことなんでしょうか?


院長:表面の筋肉のコリがひどいと施術の際に痛みを感じやすいです。初回の施術の際に筋肉をゆるめ、理想的には1週間程度で再来し、筋肉のゆるみが残った状態で施術を受けると最初よりも痛みは減ります。



一朝一夕に解消するわけではないようだ。よく考えると、日頃の疲労も積み重ねである故、1回で全快するとはならないだろう。筋肉を伸ばされているだけでも心地よさがある。うん、とても良い。出来れば毎日通いたいところだが、前述の通り施術後は少し期間を空けるのがポイントらしい。



我々の質問に何でも答えてくれる博識な院長。我々の質問に何でも答えてくれる博識な院長。



テーピングが物語る。この指が疲労を探し当てているのかと思うと、感慨深いものがある。テーピングが物語る。この指が疲労を探し当てているのかと思うと、感慨深いものがある。



お話を聞かせていただいている間に、施術前は不揃いだった左右の肩の位置が揃っていた。すごい。お話を聞かせていただいている間に、施術前は不揃いだった左右の肩の位置が揃っていた。すごい。
うっかりしていた取材班はBeforeの写真を取り忘れていました。わかりづらく申し訳ありません・・・。



やがて院長が体勢を整え始め、場の空気が一変するのを感じた。ジェットコースターで落ちる寸前のような緊張を覚える。今までのそれとは違う施術が始まるのだと直感で感じ取った。取材班Aも、ここぞと言わんばかりにカメラの準備を始めた。


心の準備ができたのを見計らったかのように、院長が素早く動いた。



音が鳴った。それは紛れもない事実。音が鳴った。それは紛れもない事実。



驚きのあまり私の魂は一瞬空虚に包まれた。起こったこと自体に頭の理解が追い付かないままに自分の身体から聞いたこともない音が聞こえたが・・・痛みはまったくない。なんだかスッキリした気もする。




---本当に鳴るんですね・・・これは一体何の音なんでしょうか。


院長「これは簡単に言うと、関節と関節の間に生じた炭酸ガスが弾けた音です。関節を動かしたときの副次効果だと思ってください。」



骨が鳴っていたわけではないらしい。日常的に指をポキポキ鳴らすという人は一定数いると思うが、これはその音が鳴る現象の延長なのだとか。人によってはボキボキ鳴らない場合もあるようだが、筆者の場合は近くで施術の様子を撮影していた取材班Aの耳にも入るくらいしっかりと鳴っていたそうだ。


左右の腰に続いて、最後は背中で仕上げに入る。



痛くないとわかっていても少し身構えてしまう・・・。痛くないとわかっていても少し身構えてしまう・・・。



誤解のないように再度お伝えするが、この施術自体が痛いわけではない。怖いと理解してお化け屋敷に入り、驚いて声が出てしまう・・・それと同じである。炭酸ガスが弾ける音に驚きつつも、後に得られる何とも言えない爽快感・・・クセになる。ただし、クセになると言ってもお店の方にしっかりと施術をしてもらうことがベストで、個人間での行為は控えることを推奨する。


施術が終わった後、心なしか体がポカポカしており、全身への血液の循環が感じられた。身体の緊張がほぐれたことで、心身ともにリラックスした状態に。取材終わりには気持ちの緊張もほぐれたことも相まって、ほんわかとした眠気がやってきた。仕事帰りや買い物ついではもちろんだが、定期的に日常疲れのトータルメンテナンスをイオンモール札幌発寒で行うのが良き良きかもしれない。


施術前の写真を撮り忘れてしまったので(ごめんなさい)ビフォーアフターの比較はできないが、内側に入っていた肩が開き、背筋が楽に伸ばせるようになった。この状態、ずっとキープしたいなぁ。



施術を終え、若干放心状態の筆者。背筋だけはシャキッとしている。施術を終え、若干放心状態の筆者。背筋だけはシャキッとしている。



「全身スッキリしました!」と喜んでいると、「施術前より声が大きくなってない?」と取材班A。胸が開いたことで息が吸いやすくなり、声のボリュームにまで変化が現れた模様。これは予想外の変化だ。普段は飲食店等で店員さんを呼び止めても素通りされてしまうくらい声が通らず切ない思いをしてきたが、姿勢が良くなれば声も通りやすくなるという新たな気付きまで得られて、ちょっと歩くと発見があるものだと感じた(arucoをよろしくお願いします!)。


驚きの先にさまざまな嬉しい変化があった。取材に行ってから原稿を書いている今時点までまだ2週間しか経っていないが、筆者は相変わらずリモートワークに励んでいるため、もうすでに身体は再びガチガチになってしまっている。締切りが迫っている原稿をすべて書き終えたら、プライベートでお邪魔したいと思っている。私はすっかりファンだ。




【rakune イオン発寒】
住所:北海道札幌市西区発寒8条12-1 イオンモール札幌発寒2F
電話番号:011-668-1818
営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30)