パン屋さんの林檎パイ~公式HPにも出ていない、密かなロングセラー
「絶対、もりもとの『林檎パイ』は苦手な人でも食べられます。」
昨夏、太陽いっぱいの真っ赤なゼリーの取材を行った際、もりもとイオンモール札幌発寒の店長は「もっと知られて欲しい商品」の代表格をそのように評した。
正直、編集長である僕はアップルパイが苦手だ。シナモンが苦手なのだ。だからアップルパイに罪はない。なんなら、もっと近づきたいとすら思っている。じゃあ、もりもとのアップルパイについて、世間の評判ってどうなんだろう?と思い検索したところ・・・
公式HPに掲載されていない・・・?マジ・・・?
札幌発寒の店内には大きくポスターが貼られている。なにより、店長が並々ならぬ自信をもって勧めているのだから、アップルパイが苦手な人でもおいしく食べられることを検証しよう!と思い、もりもとへ再度ご協力いただきました!
<ご理解ください(猪木のリズムで)>
本記事には「林檎パイ」と「アップルパイ」という表記が入り混じります。これは、もりもとの商品名が「パン屋さんの林檎パイ」であるためです。そちらを指す際は「林檎パイ」とし、一般的なアップルパイを指す際は「アップルパイ」と表記します。リスペクトのため、細かいですがご理解ください。
〈目次〉
- パン屋さんの林檎パイ=もりもとのアップルパイ
└もりもとのロングセラー - 実際に食べてみた
└うますぎる。もっと早く知りたかった!!!!
└シナモンがなくてもおいしい理由 - 「ずっしり感」を手に取って感じて欲しい
└ワンホール、いったい何グラム?
└実際計ってみたら・・・意外な結果に! - 焼きたてもご用意出来ます!
└30分くらいで焼きあがります!
└冷めても十分おいしい - もりもとからのおしらせ
1. パン屋さんの林檎パイ=もりもとのアップルパイ
◆もりもとのロングセラー
1949年に創業した「もりもと」は、なんと創業75年!そんなもりもとを支えてきたはずの林檎パイ。なぜ公式HPに掲載されていないのか、店長にお尋ねしてみました。
「『林檎パイは普通に売れていたので、ほかの新商品を優先して訴求したからでは?』ということでした・・・」
色々と背景・理由はあるそうですが、これは林檎パイのポテンシャルが高いからこそ出来ることでしょう!でなければ、ノープロモーションで35年も愛されません!笑
どうやら、もりもとの代表格を担ってきたとのこと。そんな歴史ある林檎パイですが、当時はシナモンありで販売されていたそうですが、いつの間にか「シナモン無くても良くね?」ということでシナモン抜きを決定したそう・・・!それでも売れ行きは落ちず、むしろ「この方がおいしい」というお声をいただくようになり、それ以来シナモン無しの林檎パイを提供されています!
そんな歴史のある林檎パイをいただいてみることにしましょう!
2. 実際に食べてみた
◆うますぎる。もっと早く知りたかった!!!!
「絶対大丈夫です。おいしいです。間違いありません。」
店長の自信も相まって、見た目からしておいしい。今回、焼きたてをお持ちいただいたこともあり、香ばしさとほろっと甘い香りが漂い、期待が高まる・・・!
結論としては「うますぎる」んです。
シナモンのアクセントが無くても生地の香ばしさと、煮詰めた林檎のほろっとしたジューシーさがたまらない・・・。なにより、カスター風クリームがめちゃくちゃ仕事してるんです!テイストをまとめる役割と、クリームのキャラクターでコクが引き立ちます。
味わいの濃厚さももちろんですが、食べ応えがとにかくリッチ。林檎の歯ざわりは失われず、ジューシーさとキュートな甘みがもう最高!これ、本当にみんな食べた方が良いよ!と、カジュアルに叫びたくなるレベルです!!!
◆シナモンがなくてもおいしい理由
スパイシーなアクセントが必要、という意見もわかるんです。甘みの中に、ちょっとエキゾチックな刺激があるとウッディな印象も広がって、パイらしくなるというのはその通りかと思います。
シナモン無しに決定した方のお考えがどうであったかは不明だそうですが「シナモンがあってもなくてもおいしいアップルパイなら、おいしいことに変わりはない」という思想だったのでは?と、社内の結論が出たそうです!笑
シナモン党の方は「あと掛け」でも良いと思いますが、もりもと同様、出来ればこのまま召し上がって欲しいなぁ・・・と、aruco編集部は考えています。
帰宅後、改めて食べ進めているとパイ生地に加え、デニッシュ感に気付いた編集長。「パン屋さんの林檎パイ」を名乗る理由は、こんなところにもあるんじゃないかなと気づきました・・・!
いろいろ書きましたが、シナモンに頼らなくてもストレートにおいしいアップルパイ(林檎パイ)って、シンプルにポテンシャルが高い証拠だと思いません?
3. 「ずっしり感」を手に取って感じて欲しい
◆ワンホール、いったい何グラム?
基本的に1/4・1/2サイズで販売している林檎パイですが、実はワンホールでも購入可能とのこと!というわけで、全サイズをチェック!
ワンホールサイズを手に取った際「ずっしり感」が。店長に重さを尋ねたところ、ニコニコしていたのでそのままブラインドで持っていただくことに。
「300gくらいはあるんじゃないですかねぇ・・・?間違ったら上司に怒られるかも・・・でも、それより少ないってことはないと思います!」
北海道を代表する企業、もりもと。真面目な企業姿勢の裏側がこれほどカジュアルで親しみがあると、私たち道民はとても嬉しいです!永く愛される理由は、こうした従業員の方の明るさや優しさも折り重ねっているのですね・・・!
というわけで、実測は編集長の自宅で実施!結果はいかに・・・!?
◆実際計ってみたら・・・意外な結果に!
500g超えてるじゃん・・・もりもと、サービス精神が過ぎるよ!!!
取材時「ペットボトル1本分くらいあったら最高ですよねぇ」なんて言っていたのが本当だったとは・・・。そりゃあ「ずっしり感」があるわけですね!
ワンホールの価格はなんと1,140円(税込)!このずっしり感で、めちゃくちゃ嬉しい!!!!リピ確定です・・・!
4. 焼きたてもご用意出来ます!
◆30分くらいで焼きあがります!
店頭では限られた数しか置いていないため、稀に売り切れてしまうこともあるそうですが、そんな際はスタッフさんにお声がけいただけると、30分くらいで焼きたてをご用意いただけるそうです!対応が行き届きすぎて、編集長もこの原稿を書きながらもりもとのホスピタリティの高さに改めて感嘆の念を抱いています・・・。
ただし、お店の混雑具合や時間帯によってはご要望にお応え出来ないこともあるので「林檎パイ、お願い出来ますか~?」とまずはお尋ねしてみましょう!
◆冷めても十分おいしい
自宅に持ち帰り冷蔵庫で保存していたんですが、林檎パイ全体がキュッと締まり、さらに甘みを感じました!出来るだけ早めに召し上がっていただくのがベストですが、半日程度、冷蔵庫で寝かせると別な表情が楽しめます。やはり、元のポテンシャルが高いからこそですね・・・!パン屋さんの林檎パイ、最高!
シナモンが苦手な方も、そうでない方も夢中になれる「パン屋さんの林檎パイ」は、アップルパイとしてのポテンシャルが半端じゃなく高かったです・・・!<
手に取りやすい価格を実現し続けている点も嬉しいところですが、ずっとずっと「おいしい」を実現し、それを従業員の方々とお客さまのバトンで受け継いでいる姿に感動しました・・・。深まっていく秋のおともに、パン屋さんの林檎パイなんていかがでしょう?
5. もりもとからのおしらせ
例年大人気の「どら焼きヌーボー」が今年も予約受付中です!編集長も毎年楽しみにしています!みなさん、林檎パイをお求めの際に一緒に予約しましょう~!
【もりもと イオンモール札幌発寒店】
電話番号:011-668-4181
住所:北海道札幌市西区発寒8条12-1 イオンモール札幌発寒1F
営業時間:10:00~21:00
URL:
https://sapporohassamu.aeonmallhokkaido.com/shops/detail/115
https://www.haskapp.co.jp/
Photo:STUDIO ma_do_k_(スタジオマードケー)小泉まどか
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